外貨建取引

IE4以上，もしくはNetscape4以上でご覧ください

法人税の基礎

このページでは、ごく簡単に各計算項目のことを紹介しています。

【外貨建取引等】

　外貨によって取引をした場合、その外貨を日本円に換算する必要があります。

（売　掛　金）１０ドル（売　　　上）１０ドル

　このような金額を貸借対照表や損益計算書には計上できません。

　例えば取引時のレートが１００円であれば、次のように換算することとなります。

（売　掛　金）１，０００円（売　　　上）１，０００円

　上記の場合、売り上げについては取引時のレートにより換算しますが、売掛金については、期末時点のものを発生時換算法又は期末時換算法により換算することとなります。

【外貨建取引等の種類と換算】

・外貨建取引
　資産の販売・購入・役務の提供・金銭の貸付け及び借入れ、利益の配当・その他の取引

　※その外貨建取引を行った時における為替相場により換算した金額。

　※先物外国為替契約により、円換算額を確定させて換算し帳簿書類に記載したときは、その円換算額。

・外貨建資産等
　債権・債務・有価証券・預金・通貨

　※期末時点にそれぞれ上記の外貨建資産等を有する場合には、発生時換算法又は期末時換算法により換算します。ただし、それぞれどちらか選択できるものと、一方しか換算方法が認められないものがあります。

【発生時換算法】
　外貨建資産等を発生時（取得時）のレートにより換算する方法。

【期末時換算法】
　外貨建資産等を期末時のレートにより換算する方法。

※適切でない表現や間違いに気づいた場合その他の場合にはお断り無く修正いたします。