税理士試験 法人の勉強部屋 HOMEへ

☆ 合格者の声 ☆
法人の勉強部屋
合格体験記投稿
受験等に役立つ書籍紹介
受験生の憩いの部屋




☆ 消費税法 ☆

 第55回 YESマンさんより 2006/1/15投稿
 学校:大 原 クラス:上級 年数:1年
 

 消費税についてですが、私の合格にいたるまでの体験記は特定の方々にはぜひとも参考にしていただきたいと思います。

 私の第55回の税理士試験は法人税・相続税(ともに2回目)と消費税(初年度)という3科目受験でした。3科目ということ、他の科目が2年目であるため受かりきりたいということなどからして、消費税にかける意気込みや勉強時間は最初から最後までかなり低レベルなものでした。

 しかし、私も試験を受けると決めた以上は落ちるつもりではやりませんから、その中で、どのようにしたら消費税をメインで勉強されてる方々と勝負ができるのか考えました。

 消費税はほかの税法科目に比べて計算規定は少なく、理論問題になる条文数も圧倒的に少ないです。たくさんの人が勘違いされてると思いますが、その範囲の少なさは決して勉強が楽になるのでなく本試験では専門学校で勉強しない細かい通達などが出題される可能性が非常に高いです。
 しかしその細かいところまで勉強して準備することは複数科目勉強されてる方にはほぼ達成できないものだと思います。

 では、どのようにしたら良いのか。

 ズバリ、消費税をうまく乗り切る方法は理論だと思います。計算は学習範囲が少なくまた他の科目に比べては難易度もそれほど高いものではありません。つまり、しっかりと専門学校のカリキュラムにある事項を理解して本試験でその持っているチカラだけ発揮してこれば問題ないと思います。

 上位10%前後に食い込むためには理論勝負になってくると思います。それは、消費税を勉強されるとわかると思いますが、計算ではできる人とできない人でそんなに大差はつかないと言えるからだと思います。逆に、理論は差がつきます。

 個別理論は書けなければ負け。応用・複合理論は書けば勝ちです。結局、「計算そこそこ、個別理論ガチガチ、応用・複合理論は結構できた。」これで上位10%前後に食い込んできていると思われます。ポイントとして勝負は応用・複合理論になってくると思います。すべての応用問題を網羅するような勉強を普段から心掛けていれば消費税はそんなに神経質になるような科目ではありません。

 個別理論の暗記完成は遅くてもGWまでにした方が良いと思います。そのあとは本試験まで応用対策をすれば充分でしょう。

 くどいですが勝負は応用理論の網羅にあると思います。本試験直前まで個別理論の暗記に追われている人にはたとえ計算力が劣っていても、本試験で負けることはないのではないかと私なりに思います。

 複数科目で他の科目をメインに勉強されている方にはまず理論から完成させていくことをオススメします。

【参考にした書籍等】
 大原簿記のテキスト関係

Copyright(C) T&Y BISCUITS All Rights Reserved