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☆ 消費税法 ☆

 第51回 匿名希望さんより 2002/11/2投稿
 学校:大原 クラス:上級 年数:3年
 

 消費税法という科目は、「運」に大きく左右されると思います。私の場合、合格までの受験回数は3回。私の税理士試験の受験回数の5回のうちの半分以上、しかも最も受験回数も多い科目になってしまいました。2回落ちたときは「何で?」って何度も何度も考えました。それは消費税法はみなさんも知ってる通り、計算はほぼ満点をとらないといけないということと、税法の中で最も受験者数の多い科目で、国税4法のうち合格ラインに達するまでの勉強期間が短い科目です。そこがポイントなのです。1年でも(いや7ヶ月でも)充分合格できるのです。逆に2年目、3年目の人からすると複数年勉強しているからといって、1年目の人より合格できる確率が高いと安心できないのです。


*理論*

 本試験での消費税法の理論の特徴として、毎年第2問目に5題前後、応用(事例)理論が出題されることだと思います。応用理論で大事なことは理論サブノートに書いてあることを理解することです。もちろん、理論サブノートに載っているほとんどの理論を一語一句レベルで覚える必要があるのですが、単に暗記だけでは応用理論は書けません。計算での知識を利用して解答していく問題もあります。頭の中では解答する「取り扱い・規定」がわかっていても、取り扱いについては自分の言葉で書いていく部分もありますので、実際に解答用紙に書いて解答していったほうがいいと思いました。実際に書くことによって、自分が解答したものを客観的に見ることもでき、1題にかける時間の配分もわかるようになってきます。そうすることによって、まんべんなく解答できるのです。


*計算*

 消費税法は先に書いたようにほぼ満点を取らないといけません。そのためには、とにかく問題を解きまくり弱点をなくさなければいけません。テキストは一応「一般」と「上級」に分かれていますが、内容的には差はないと思います。なので、一般でも、上級でも判定問題、個別問題、総合問題をとにかく解きまくるのです。解いて間違えたらテキストに戻り確認し、また解く・・・この繰り返しが一番大事です。特に自分が持っている問題のうちの判定問題は完璧にする必要があると思います。この判定問題を間違うことは総合問題でも間違い、命取りにさえなるかもしれないのです。また、私が総合問題を解く上で一番気をつけていたことは、転記ミスと電卓ミスです。消費税法は問題から仮計表→解答用紙と段階を踏んで解答していきます。桁数が増えたときミスが起こりやすいので、少し時間を取られても電卓の2度打ちはしていました。
 

 消費税法は、先に書いたように他の税法に比べると学習量が少ない科目です。少ないからこそ複数科目受験のときに選択する方も多いと思いますが、途中で捨ててしまう方も多いと思います。私は3年目のときは9月から他科目を受講し、5月から消費税法の勉強も復活させて2科目受験、2科目とも合格し、受験勉強に終止符を打つことができました。私は他科目を途中捨てようかと思っていたのですが、「捨てるのはいつでも捨てれる」と思い、結局最後まで2科目を平行して勉強しました。他の方の意見としては2科目ギリギリの状態で平行して勉強すると共倒れになると言う方もいます。確かにそれも一つの意見でしょうが、私はこの試験は「諦めない」ことが一番大事だと思っています。諦めた時点でもう一年勉強しなくてはいけないのです。この体験記を読まれた方で、特に複数科目を受講されている方には最後まで、本試験まで諦めずに勉強していってもらいたいです。頑張ってください。

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