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☆ 官報合格 ☆

 第51回 匿名希望さんより 2002/12/6投稿
 学校:大原 科目:簿記・財表・法人・相続・消費
 

 私は税理士試験合格まで本試験を5回受験しました。勉強し始めた当初は学生でしたが、最後の2年間は働きながらの勉強・受験となりました。

 
まず、1月開講クラスで簿記論と財務諸表論を受講しました。当時は独学で日商の簿記2級を合格したばかりだったのですが、簿記2級の内容でさえ、きちんと理解できていない状況で、初めの2ヶ月は授業についていけてないような感じでした。でも、一度も授業を休まず、宿題もこなし、さらに理解できていない項目について復習しました・・簿記論については初めは個別問題を中心に、途中からは個別と総合問題を半々ぐらいに。財務諸表論の理論については、ひたすら基礎理論を暗記(もちろん理解した上です)を、計算については総合問題を中心に間違うポイントをチェックしテキストに戻る。これを繰り返すと、全統模試の頃には合格圏と言われる上位3割に入る成績を収めることができました。結果は2科目とも合格でした。1月開講で受験1年目の簿・財の2科目受講は、普通の人なら「無理」って言うかもしれませんが、この2科目は共通する部分が多いため同時に勉強したほうが効率的で、実質的なボリュームは1.5科目ぐらいに感じますし、実際に私が合格していますので不可能ではないのです(今からでも来年の受験に間に合います)。
 2年目以降は税法の受験となりました。働きながらでの勉強で苦労したのが、忙しい時期に授業を休まずに出席することと勉強時間を確保することでした。まず、授業について。自分にフィーリングが合う先生の授業を受けることも大事ですが、私は出来るだけ先発の授業をメインに受けるようにしていました。通常出席しているクラスでの出席ができなかったときは翌日の授業に出席する。また最悪の場合は、日曜日に受けていました。でも、土・日などの休みは、宿題をしたり復習をする日に当てたかったので、できるだけ平日に受講するようにはしていましたが・・・。そして勉強時間について。私は通勤に片道1時間かかるのですが、その時間はいつも理論暗記の時間に当てていました。電車の中で計算の演習をすることはできませんが、理論暗記は場所を選びません。また、仕事中も1人での外出の際には理論サブノートをいつも持って少しでも勉強時間を作っていました(もちろん事務所の人には内緒です)。こうした日々の電車の中での暗記も半年も続けばバカにできないと思います。家では計算演習を中心に勉強していました。その際、時間のある日は個別問題、総合問題共に解いていましたが、あまり時間のないときや体力的にしんどい時は個別問題のみでも解くようにしていました。その際、役立ったのがノートです。このノートは税法を勉強してから利用したのですが、間違えた項目と一週間や一日に勉強しようと思う個所を書いていたものです。間違えノートを作っていた時期もあったのですが、時間的にもったいないと思い、ただ間違えた項目を箇条書きにし、その間違えた項目に関連する問題番号を書いて復習していました。そして、解き終わったものは×(バツ)印をつけました。一年経つとノートは×印でいっぱいになり、その×印は自分が解いた問題の数にのぼります。最後は毎年本試験の前日にそのノートを眺め、「こんだけやったから落ちるわけない」って自信に繋げていました。最後は自分を信じるしかないので・・。
 
税理士試験はハードルの高いものだと思っていました。しかし、今はコツコツと勉強し、最後まで諦めないことによって誰でもクリアーできる試験だと思っています。 年明けからは勉強も本腰を入れる時期になり、特に働いている方は忙しい時期も重なり大変だと思いますが、最後まで頑張ってください。

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