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☆ 法人税法 ☆

 第57回 TMさんより 2007/12/21投稿
 学校:大 原 クラス:一般 年数:1年
 

  本試験終了後、RIN先生に「合格したら、合格体験記書いてや」と言われて、「1年で合格したら、それはもう山ほど書きまくりますよ!」と約束したので投稿します。

 大原一般の夜クラスで月、木と通学していました。

 昨年の財務諸表論に合格した時、授業やテストを一度も休まなかったので、法人税法でも縁起を担いでそれを目標にして、一年で合格すべく気合を入れて望みました。

 財務諸表論のときもそうだったのですが、何も特別な事をせず、ただ毎回の授業の復習と宿題、理論の暗記を淡々とこなす事しかしていませんでした。

 法人税は難しいと噂には聞いていたのですが、1回目の定例試験で満点だったりと順調だったので、具体的にどこがどう難しいのかはわかっていませんでした。
 しかし、授業が進むに連れて、どんどんしんどくなってきました。
 次の授業のミニテストの為の宿題や理論暗記は何とかなっても、前に習った項目をどんどん忘れていって、折角覚えた理論も次の理論を覚えると全く思い出せなくなりました。

 定例試験に向けて一通りその月の復習は頑張ってしていたのですが、結果が一月毎に悪くなっていきました。
 一つ一つの項目が理解できない程難しくはないけれど、毎回毎回、新しい項目が出てくるので、その復習をしている内に、前の項目が飛んでいく。
 授業が進むと前の項目がどんどん積み重なって、維持できなくなっていきました。
 なんとなく、心のどこかで「やっぱり働きながらの1年合格は無理があるかな」と思っていました。
 でも、自分は要領が良い方ではないので、自分なりの勉強法を見つけるという事もできず、ただ愚直にがむしゃらに与えられたカリキュラムをこなすだけでした。

 そんな時に法人の勉強部屋というサイトを見つけました。
 サイトには何やらすごそうな宣伝文句がいっぱい書いてあって、勉強に行き詰まりかけていた心をくすぐられましたが、インターネットで物を買ったこともない自分としては、最初あまり信用できませんでした。

 でも、どうしても気になったので、妻に相談して、ダメ元で試しに卍がためを注文しました。

 そして、一通り読んでからこんな感想を先生に送っていました。


「手元に届くまでは正直、どんなものが来るのかと不安な部分もありましたが、今は購入して良かったと思っています。分厚いものではないですが、この小冊子の中には、私の知らなかったいろいろなノウハウがつまっていて、今後の勉強に大変役立ってくれると思います。特に理論に関する内容は、私が日頃気にはなっていたものの、なんとなくスルーしていた部分に見事に応えてくれていました。今回の購入が正解だったので、他のサービスも検討しています。ありがとうございました。」


 そういう訳で、すっかり気に入ってしまい、その後もゴク知恵プレ、サイト有料会員、セミナー、応用理論の攻略等、一通りのサービスを受けました。
 お金は多少かかりますが、もし1年で合格できるなら安いものですから。

 全てのサービスに共通して言えることは、努力の仕方を正しい方向へ向けてくれたという事です。先生から教えてもらった法人税法の知識や情報は、どれも説得力がありすばらしいのですが、特に、どの科目にも共通して使える様々なノウハウは、今後の自分の一生の財産です。

 勉強部屋を利用する様になってからは、今まで通り学校のカリキュラムをこなしつつ、毎月のRIN先生からのメールでやる気を出し、仕事中にこそこそと会員サイトをのぞきながら勉強しました。

 どうしても1年で合格したかったので、7月に入った段階で、妻と子供に実家に帰ってもらい、勉強に集中できる環境をつくり、追い込みをかけました。

 おかげで精神的におかしくなり、日常生活のもの忘れが激しくなりましたが。
 最終セミナーでRIN先生に教えてもらった頭の良くなる食べ物を食べまくって毎日頑張りました。

 結局、学校の成績は定例試験で上位30%〜40%、実判では一度も平均点超えず、全統で一度合格ラインを突破できたものの、その後の模試は上位30%〜40%くらいでした。

 理論暗記もぐるぐるまわしてはいましたが、6月末時点では、しっかり自分のものになってたのは20題くらいしかなかったです。

 この時点では、合格は無理だったはずですが、7月中旬のRIN先生の最終セミナーと最終資料による情報戦での圧倒的な勝利を信じて頑張っていました。

 この時期はセミナーの日を本当に待ちわびていました。

 本試験までには最終資料の理論の優先順位で理論を50題ほど持って行けました。
又、大原の教材以外に、友人からもらったTACの全統や直前模試の問題を全部解きました。

 本試験では、直前に間違いノートをながめて心を落ち着かせ、RIN先生の合格点を取る方法を忠実に実行して、確実にできるところから計算→理論→計算と解きました。

 最初にざっと問題に目を通した時に、理論で減価償却の改正や寄付金が出ていたのに気付いたのと、解答用紙が財務諸表論みたいで模試と用紙が違うなーと思った事で、心がばたついていたのですが、まずは計算からと決めていたので、順番にできる所を解いている内に、リズムに乗ってきて、落ち着いてきました。

 工事進行基準が出題されていて、合格作戦の最後の方の項目で、割と疎かにしていた項目だったので、あせりかけましたが、見なかった事にして理論に移りました。

 改めて理論の問題を良く読むと、RIN先生が「改正は重要」と言っていたのがドンピシャで当たっていたので、心の中で「先生、当たってますよ!」と叫びながら興奮しかけましたが、なんとか冷静に確実になるべく丁寧な字で書こうと努めました。でも、覚えてた理論だったので、ゆっくり書こうと思っても、勝手に手が書いてしまう様な感覚で、字がきれいに書けませんでした。

 有価証券の問題は、種類株式が大原の最後の授業で担当の先生が配ってくれたレジュメにあった項目だったので、完璧ではないですが、なんとなく埋めました。

 寄付金はこれもRIN先生が「寄付金は周期的にあやしい」と言っていたのが当たりでした。

 割と時間があったので、計算に戻ってさっき解いたところの見直しをしてから、売上値引きの問題に取り掛かりましたが、問題文を読めば読むほど、「こんな理不尽な取引でなんで税金がこっち持ちやねん」という先入観から寄付金などとは全く考えず、損金算入を前提にコメントを書きました。

 終わってみれば、工事のところだけが空白でしたが、後はとりあえず合っているかどうかに関係なく、コメントを書きまくりました。

 最後まで、絶対合格するつもりで、あきらめずに手を抜かずにやりました。

 こうしてみると、ものすごく運が良かったとしか言い様がありません。

 RIN先生の理論の優先順位も上位30題くらいで行けてたと思うので、すごかったです。

 でも、減価償却の改正の理論は、ずっと覚えられなくて、ある程度でいいかと思っていたのに、試験の2日前にベッドに入ってからなぜかものすごく気になってもう一度起きて覚えた理論だったのです。運は今までの努力の成果として最後についてきてくれたのかなとも思います。試験が終わるまでは、1年で受かることを信じて、あきらめませんでした。

 試験終了後、自己採点は全くしていなくて、法人税の勉強は一切せず、ぼちぼちと次の消費税を勉強していましたが、ネットでふと見ると、工事進行基準は試験委員が重要論点としていたり、売上値引きは寄付金という判例がある様な事を見て自信がなくなっていき、発表直前は「もし落ちてたら工事が原因か」とか、「字が汚かったんちゃうか」とか不安になり、「もし落ちてたら法人税をもう一年勉強できると思おう」とかかなり弱気になってました。試験終了後にあきらめてた様です。

 12月17日の月曜日に仕事から帰って、妻と子供を呼んで、一緒に合格通知の封筒を開けました。

 中身を取り出そうとすると、鼓動が速くなり、手に汗をかいて、なかなか指が動きませんでした。

 意を決してバッと取り上げで見ると「ゴウカク」と見えました。

 次に気が付いたら床に突っ伏して、半泣きでした。

 妻が喜んでくれて、2歳の子供もわけもわからず雰囲気だけで喜んでいました。

 家族にも、職場にも迷惑をかけたけど、協力してもらい、応援してもらい感謝しています。

 働きながらの法人税法でしたが、何とか1年で合格することができました。

 なぜ合格できたのかというと、「法人の勉強部屋を運良く見つけたから」だと思います。

 RIN先生には本当に感謝しています。ありがとうございました。

 そして、この長い文章を読んでくれた方にはご迷惑をお掛けしました。すいません。

では失礼します。

【参考にした書籍等】

 大原の教材一式

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