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☆ 法人税法 ☆

 第52回 匿名希望さんより
 学校:TAC クラス:上級 年数:4年
 

 私の場合、とても年数がかかってますし、短期間で何科目も合格を勝ち取っていらっしゃる方々がいらっしゃる事などを考えるとこちらに投稿することもちょっと気が引けたのですが、こんな凡人である私でも「ゴウカク」の文字を見ることができた!ということで体験談なるものを書かせて頂きます。

 初年度は、簿記論と相続と(この時は受験専念でした)同時に勉強してましたので、言い訳となりますが、法人の優先順位は最下位でした。凡人の私ですので、当然、他の受験生より時間を要しないと合格レベルまで達することは難しいとわかってはいたのですが、他の科目との時間配分がうまく出来ず、結局、法人は、本試験レベルまで達していなかった段階での受験となりました。
 実際、このときまでは、法人のボリュームさえも他の受験生がどこまでを完璧に抑えてくるのかさえ分かっていなかったと思います。私の生半可な勉強量では、当然、勝負にならないほどの出来でしかなかったのです。
(結局この調子で2年、今から考えれば記念受験と同じ状態だったと思います。)

 その後、法人一科目集中の年を迎え、そのとき初めて法人のボリュームや、他の受験生のレベルの高さを実感しました。しかし、この年もやはり力及ばず、不合格。そして、昨年、「もう、後がない。今年法人に受からなければ、この試験は私には無理。最後の挑戦。」と決めました。皆さんもそうだと思いますが、友人からの誘いも、事務所の人からの誘いも極力断り、特に年明けの理論回転には、苦しみながらも、頑張りました。「受かりたい!」の一心で・・。

[計算の勉強法]
 よく、「理論を制するものは試験を制す」と聞きます。やはり、個人的にもそうだと思いますが、理論を制した合格レベルの人は計算ももちろん制していることが大前提だと思い、まず、トレーニング・個別問題集をできる限り回転させ、弱点克服に努めました。
 よく間違える問題には付箋を貼って、その部分だけを解きまくる日を設けました。総合を解き間違った項目は、個別に戻るを繰り返しました。
 また、こちらのHPで計算過程欄を設けることの重要性を拝見して、今までほとんど省略していたのですが、必ず書くように心がけました。最初は、かなり時間を取る作業だったのですが、定着させるために個別問題を解いているときでも、計算過程欄を書くように心がけていくうちに、端折るパターンも自分なりに出来上がり、受配や貸引などの計算過程が多い問題でも、用いる金額の転記ミス等のケアレスミスがかなり減りました。

 また、総合問題での時間配分にも気を配りました。直前期は、必ず日に一題解き、捨てる問題、必ず拾うべき問題の取捨選択の訓練をしました。

[理論の勉強法]
 私は、専門校の理論スケジュール表をまったく無視し、また直前期の出題範囲も見ないようにして臨みました。そのためにも、暗記したものは、日を空けず回転し続けることに努めました。暗記したものをどんどん回転させ題数を増やしていきました。とにかく、私には、暫く時間が空くと不安でしたので・・。
 また、直前期までにA・Bランク+Cランクの一部を、それから、ちょっと甘えが出て、もう、このぐらいでいいかとも考えましたが、ここまで暗記したのだから、もし覚えていないCランクやDランクが出た場合に一年の努力を無駄にすることに恐怖を感じ、題数を増やしていきました。

 これまで、Aランク理論の出題が多かったのですが、14年度の2問目の理論はTACではその一部がCランク理論でした。これも、逆に幸いしたのかもしれません。このときばかりは、本試験中、一時の安堵感を覚えたものです。

 また、最後の1ヶ月半ほどでは、応用理論にも時間を費やしました。法人は、ドクターは必要ないと聞いたこともあったのですが、過去の問題を見る限り、私のただただ個別の暗記では、太刀打ちできない、結局のところ、奥深くまでは理解できていないのでは?と思い、とにかく、直前対策や理論ドクターの問題で柱上げをし、このキーワードが出たら、この理論!ということの関連付けに努めました。こちらのHPの管理人さんにも、馬鹿げた質問をしたことを覚えています(汗)
 その節はお世話になりました。

[最後に]
 一日の勉強時間の割り振りは、夕方7時頃から、理論・総合(解答も含め)・個別それぞれに正味1時間半づつといった具合です。週末は、出来る限りの時間を勉強に費やしましたし、昼休みも、理論回転に当てました。
 法人は、4度目の受験ということもあり、かなりプレッシャーがありましたので辛かったのですが、しかし、今までで、一番楽しく勉強できた年だったように思います。法人は、ボリュームはありますが、勉強自体は楽しい科目だと思います。
 ということで、今年の試験後駄目だった場合は、この試験を止めようとまで決意したにも関わらず、また勉強する気でいました。(苦笑)

私は、まだまだ官報までは程遠いのですが、この努力を他の科目にも活かしたいと思っております。

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