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☆ 法人税法 ☆

 第52回 匿名希望さんより
 学校:大原 クラス:上級直結 年数:1年
 

 具体的に僕がやったことなんですが、計算については、基本的には先生に言われたことを確実にこなしつつ、直前期まではテキスト回しを重点的にしました。僕はまとめノートを作る代わりに、テキストに書き込み(まとめの他、テキストには載っていないが問題の中で出てきた重要だと思うポイント等も)をしてまとめノートとして使っていました。
 定例や実判の前には必ず一回転させていました。あと時間の無駄ができないように、重要なところや忘れやすいところには、色を変えて書き込みをしたり、印をつけたりしていました。初めは時間がかかったけれど最終的にはテキスト全部を数十分で回すことができるようになりました。これによってテキストに載っていること(+書き込み)ならすべて解ける、誰にも負けないという自信がつきました。
  直前期には、先生のレジメ、アドバンスについても同じように書き込みをして回転させました。アドバンスについてなんですが、三回転目くらいからは問題にその問題のポイントを書き込み、キーワードにマーカーをひき、解答にもポイントの書き込み等をしてまとめノート又は実践型テキストのようにして、問題・解答を見ながら、この問題はここをこうするのがポイントだなとか思い出しながら 気になるところだけ電卓を叩くというやり方をしてました。一回転する時間と次の回転までのスパンが短くなるのでポイントの再確認(回転)が何度もできました。
 担当講師のレジメについては、知りたいと思うことや、+アルファの知識がまとめられていて、正にかゆいところに手が届くようなレジメでありがたかったです。
 これで基本項目、差の出る一歩先の項目についてもガチガチに固めることができ、自信を持って試験に臨むことができました。

  総合問題については、先生に言われたことだけをそのままやっていたという感じです。問題を解く際のテクニック等についても同じです。
 最初はスピードに不安がありましたが、先生の言うとおりにしていたらいつの間にかスピードもめちゃめちゃ上がっていました。
 ケアレスミスについても、言われたとおり間違いノートの読み直し、精査を繰り返すことでほとんどなくなりました。

  理論については、「早口でそらで言えるくらい」を守ってとにかく時間をみつけては暗記していました。電車やお風呂、トイレなどはもちろん、自転車をこぎながらとか、道を歩きながら頭の中で暗唱していました。また、担当講師の理論回転表は一番効率良く暗記できるようになっていたのでとてもよかったと思います。理論は忘れる前に覚えなおすというのが理論暗記の究極だと思います。
 応用理論については応用理論テキストと問題集をできる限り回転させました。

 
テクニックについてですが、僕は理論→理論→計算の順で解いていたので理論は時間で切っていましたが、タイトルだけ書くというテクニックは時間がないときにはとても有効だと思いました。
 あと、僕は勉強に専念していて時間的に余裕があったのでランク外の理論についてもほとんどすべて覚えました。そうすることによって、何も怖くない、どんな問題でもこいという自信をもって試験に臨めました。

  最後に本試験についてですが、まず理論の問一から解きました。すぐに引き継ぎがらみだと気づいたので、概要を書き欠損金と引継ぎを書きました。
 
行為計算の否認と特定資本関係の意義についてはタイトルのみ書きました。この理論で加算点をもらえたかなと思ったのが引継ぎの場合の手続規定(57条4項)を書いたことでした。先生が受験生のとき一歩でも前に進もうと技術等海外取引の理論を覚えたという話が印象に残っていて、たまたま法規集を見ていたときにこの条文を見て短かったし覚えてみようと理論に書き加えていたものでした。
 次に問二の外貨建てを書きましたが、期末換算の原則は書きましたが、予約の場合についてはかなりうすくしか触れず、少し失敗しました。 50分弱くらいで理論を終え計算に移りました。担当講師の教えどおり解けそうなところから解いていきました。しかし、計算で誤算がありました。
 交換を少し時間をかければ解ける問題だと判断してしまい、ハマってしまいました。解こうとすればするほど、訳がわからなくなり、解けそうで解けませんでした。時間をかけた割には点数に結びつかず、そこからはかなり焦りました。でも、その状況で今まで練習してきたことが 役立ちました。問題に書き込みを一切せず、計算パターンもかなり省略しながら、かなりのハイスピードで調整欄を埋めていきました。
 そしてなんとか解けそうなところは一通り解き終わり、解けない問題についても点数のきそうな部分の計算パターンを書くことができました。
 試験が終わってやれやれと思ったあとに、冷や汗がでました。焦りすぎて納付税額は埋めたのですが、当期利益を埋めるのを忘れていたのです。
 この年の最終値とも言っても過言ではない場所だったので、発表まで不安でした。

  本試験では普段の実力を出すのが難しいといいますが、僕の本試験は今までの定例等の中でもかなり失敗した方だったと思います。

 それでもこうして合格できたのは、K先生の授業を受けて、本当の底力がついていたからだと思います。感謝しています。

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