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☆ 法人税法 ☆

 第49回 匿名希望さんより 2002/9/17投稿
 学校:大原 クラス:上級 年数:2年
 

 私は、法人税の合格まで2年かかりました。勿論、勉強し始めた当初は一年で合格するつもりで、年内は上級直結クラスを受講し年明けからは上級クラスで受講しました。税法が初めてだった私が受講してまず思ったことが、法人税は会計科目と同じ勉強量では合格できないということでした。理論の覚え方も自分なりの方法を見つけるまで時間がかかりましたし、計算の宿題、復習も膨大な量でした。年明けから上級クラスということもあって、授業に付いていくのも精一杯で、毎日毎日復習するものの成績ははっきり言って満足のいくものではありませんでした。やはり大変だったのが理論暗記でした。しかし、諦めずに本試験までには50題は覚えたつもりでした。あとになって思えば、自分なりに覚えたつもりだったのですが完璧じゃなかったんでしょう・・・不合格でした。

 二年目。年明けから上級クラスで受講しました。この年明けから本試験まで受験勉強に専念できた私は、法人税と消費税の2科目を受験しました。年内は発表待ちということで、法人税には全く触れずに年明けの授業を受けることになりました。年明けいきなり壁にぶつかりました。本試験から年明けまでの5ヶ月のギャップです。そのギャップは2ヶ月ほど私を苦しめました。何が足りないのか?何を勉強すれば良いのか?それを見つけ、乗り越えていくそんな2ヶ月でした。
 私のとった方法は、計算については問題を解いて間違えた個所をノートに箇条書きにしました。そしてその項目と同じ項目の他の個別問題の番号(例えばチェックNO.1の問10)を同じ場所に書いていき、テキストを一通り読み終えたら、あとはその書き出した番号の問題をひたすら解くのみ。この方法は本試験直前までしていました。これをするとよく間違うところもわかるし、克服できます。
 私が解いたものの中で一番役立ったのが「アドバンス」という個別計算問題集です。チェックよりも難易度が高く、上級個別問題集みたいにあまりマニアックな問題も入ってなかったので一番活用しました。これは本試験まで10回以上答えを覚えるくらい解きました。
 理論については、授業内で配られる理論予定表や模擬試験などで配られる範囲についてその都度完璧に、一語一句レベルで覚えていくように心がけました。そして授業内での理論の書き取りは必ず書いて提出しました。理論は「覚えたつもり」って言うのがすごく怖いのです。実際に書いて講師に採点してもらうと自分では気付かない間違いに気付くものです。その積み重ねで、直前期になって範囲が広がっても覚えられるようになりました。
 これらのことをして一年目と大きく違った点が理論を書くスピードが速くなったということです。理論はうる覚えのままだと思うように手は動きません。完璧に覚えてこそ合格できるスピードがついてくるのです。
そしてあとは本試験を受けるのみです。たった2時間でそれまでの勉強の成果が試されるのです。しかし、法人税は勉強量に比例して成績も伸び、結果もついてくる科目なので、自分を信じて受験すれば12月には「ゴウカク」の文字が打ち込まれているはずです。

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