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☆ 簿記論 ☆

 第51回 ひよこさんより 2002/10/15投稿
 学校:−− クラス:−− 年数:3年
 

 私の合格のポイントは、「学ぶ環境」にあったように思います。初めて簿記論を受験したとき、私は某専門学校に通っていました。今思えば税理士受験校としての規模は小さいものでした。ただ、税理士試験をはじめて受験する私にとって、それは日商簿記や他の検定試験と同じような感覚でしかなかったので専門学校はどこでも同じだと思っていました。そして、1年が経過し本試験を迎えました。その結果は目もあてられない様な悲惨なものでした。レベルの違いがこんなにあるなんて思いもしませんでしたし、受験意識の違いもひしひしと実感させられました。受験会場でそれを知るなんてと解答しながら何度思ったことか・・・決して適当な気持ちで受験けたわけではないのです。それどころか、その学校の中では受験意識は高い方だったと思います。でも、結果は惨敗でした。

 その後、このままでは駄目だと思い色々情報を集めるようになり、他の比較的大きな学校に通いなおすことにしました。違いは、目から鱗が落ちるというか・・歴然でした。たとえば、生徒の数や講師の数の多さ、テキスト、問題集などの充実等々です。生徒が多い分、自然と競争意識も高まり、情報交換(合格された方々の体験も直に聞けました)も頻繁にできるので、学習の効率化・合格意欲の向上につながっていたように思います。講師についても自分にあった講師を選ぶことができるので良かったです。これは簿記論の合格のためだけでなく、他の科目にも言えることだなと思っています。今はまだ合格しなければならない科目があるので、全然えらそうなことは言えないですが・・・。

 勉強方法についてですが、私は個別問題を中心に解いていました。これは、私が受講していた先生のおっしゃられていたことなのですが、本試験では難し〜い問題とやさしい問題そして、合否のポイントとなる難しいけど解ける問題の3パターンにわかれているので、難しい問題を捨て、やさしい問題を正確にいかに拾っていくかが大切。つまり、総合問題の中にあるやさしい個別問題を解答すべきであると。ですから、総合問題を解くときは個別問題を探す練習だと思って解答していました。学校で解く総合問題は最終値(本試験で言うと難し〜い問題)まで解答できる問題もありますが、そこに意識をおくのではなくやさしい問題に意識をおくようにしていました。ただし、帳簿組織などの様な総合問題形式でなければならないものについては、総合問題を解いていましたが、ほぼ個別問題で網羅できたと思います。そして、基本が完璧になる頃から「合否のポイントとなる難しいけど解ける問題」に目を向けるようにもなりました。1口に難しいけど解ける問題と言っても曖昧でよく解らないかも知れませんが、私の通っていた学校では3段階にランクわけをしていたのでそれを参考にして色分けしていました。(他校ではされているか知らないので解らない方、ごめんなさい。)
 本試験では難しい総合問題の中からやさしい個別問題を探す。それだけです。難しい問題は解けなくても合格できるはずです(私はそうでした)。参考になるのかわからないですが、良かったら試してみてください。今現在、自分の通っている学校に不安がある方は、思い切って他の学校にも目を向けてみるといい結果につながるかもしれません。合格できる環境づくり、これはとても大切なことだと私は思います。 

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